ワーク イン プログレス at 大島

大島の「できかけ教室」で行われている
「ワーク イン プログレス」/進行中
を見てきました。


ここで作品発表しているのは
吉井游児さん。
できかけ教室自体も
吉井さんとこどもたちの作品です。



吉井さんは
この大島で作品展をする理由として
以下のようなことを言ってます。



「既存の美術館やギャラリーの場合、
はっきりと作品鑑賞を目的とする人たちだけが
限定期間内に効率よく足を運ぶ。
一方、こっちは地元の人たちを除き
ほとんどの場合が通りすがりのマグレの来場者。
ただし、開催期間や時間的制約から完全に自由。
今のところこっちでいいかと思っている。」



作品をいくつか。



作品:Memories of you


海で丸まった摺りガラス(ビーチグラス)を
ビンに入れています。


説明がおもしろかったので
以下作者の意図を書き写してみました。


ビーチグラスには
宿した光が内側に閉じ込められていて
その光には、
その時代の風景や記憶なども含められている。」


「それらを宿し、封じ込めたまま
少しずつ小さく磨り減って
やがては海の中へ消えてなくなっていく。」


「ビンに入れるという行為は
記憶や感情が消失へ向かうのを
いったん停止し、保存するということである。」



蜘蛛の巣(有刺鉄線)で覆っているのも
記憶の時間をとどめている感じがします。



四半世紀前のハイネケンの空き瓶も。

「今の光を宿すのみ」





作品:TSUNAGI


背中のラインはバーコードらしい。
私はあれは宇宙語で宇宙と交信しているのかと・・。
まあ、現代アートの解釈は自由ということで・・




9月末まで展示中。